アルカリ電解水とは、水道水や純水に電解補助剤を少量添加し、
電気分解してアルカリ性と酸性に分けたものの内、アルカリ性の水の事を指します。
弊社で導入した装置では、電解補助剤として炭酸カリウム水溶液を使用しています。
アルカリ電解水には、様々な洗浄作用があります。
鹸化作用
油脂分を分解してグリセリンと脂肪酸塩に鹸化する作用があります。
鹸化物の界面活性効果で、汚れがより落ちやすい状態となります。
乳化・分散作用
アルカリ電解水には、「汚れ(油脂分)」を小さく寸断したり、細かく分散して
剥がれやすくする作用があります。
脱離作用
アルカリ電解水中では被洗浄物に付着した汚れは、強い負の電荷(ゼータ電位)を持ちます。
このため、同じく負の電荷を持つ被洗浄物との間に反発力が発生し汚れの脱離が生じます。
また、この反発力は再汚染防止にも機能します。
溶存酸素作用(汚れが被洗浄物より離れるのを助長する作用)
アルカリ電解水には豊富な溶存酸素が存在し、その物理的・科学的作用により洗浄に寄与します。